活躍する卒業生(アジアリーダーズプログラムを修了したA.Tさん)

国際社会学科(現、国際社会システム専修の前身)を2009年3月に卒業したA.Tさんは、2012月10月1日にこのブログでも紹介しましたように(http://d.hatena.ne.jp/wayokokusai/20121001)、アジアリーダーズプログラムの奨学金を得て国連平和大学などに留学していました。この度晴れて同プログラムを修了したとのことで、近況についてお知らせいただきました。

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10月29日、アジアリーダーズプログラムを無事卒業しました。


日本財団が全額奨学金を支給するこのプログラムは、フィリピンでの3〜6ヶ月の語学研修後、9か月間コスタリカの国連平和大学で専門科目について勉強、そして再びフィリピンに戻りアジアに特化した平和構築を3か月間学び、各々希望の国で3か月間のインターンをし、卒業という修士課程です。(現在は名称をアジアピースビルダーズスカラーシップと変更しています)


専門科目では国際法と人権について学び、インターンではミャンマー国際移住機関(IOM)の移民保護と人身売買対策部にて勤務させて頂きました。


大学には世界各国から学生がきており、考え方や感じ方皆それぞれ違います。そういった多様性の中で平和について学び考える事を、その難しさを含めて体感、経験できた事は大きな財産となりました。また、初めてのミャンマー、始めての国際機関の勤務では、人身売買の被害者の帰還支援や労働移民支援のプロジェクトに関わる事ができ、IOMの職務だけでなく、政府、国連、国際機関、NGOのそれぞれの役割を学ぶ良い機会となりました。


今後はミャンマーで活動する日本のNGOでの勤務が決まっており、ミャンマーに赴任する予定です。19ヶ月間学んだ事を生かし、引き続き様々な課題に対して向き合い、現地の人々と共に頑張りたいと思います。


このプログラムの応募に辺り、多大なご支援を頂いた伊能先生と杉浦先生に、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。



修了式にて

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A.Tさん、ありがとうございました。
修了おめでとうございます。今後のご活躍をお祈りいたします。また大学にも遊びに来てくださいね!