中国・蘇州大学留学体験記

国際社会システム専修の現4年生M.Fさんは、昨年から今年にかけて中国の蘇州大学に留学していました。上海の近くに位置する蘇州大学は、本学と交流があり、毎年夏休みに語学研修が実施されています。M.Fさんはそれとは別に長期に留学し、現地の授業を取りました。M.Fさんから留学の体験記をいただきましたので、ここに掲載します♪


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昨年2月から1年間、中国江蘇省蘇州市に留学しました。
留学したきっかけは2つあります。1つ目は、里見祭の委員長の仕事を終え、また新しいことを始めたいと思ったこと。2つ目は、自分のことを誰も知らない、言葉も通じない土地へ行ったときどう対処していくか、と自分自身へ挑戦してみたかったからです。蘇州は長江南部、太湖の東岸に位置する水郷都市です。町中を水路が張り巡らされています。都会で外国人も本当に多く、まるで東京にいるかのような感覚になります。



M.Fさんと上海のタワー


そんな蘇州での生活を少し書いていきます。長期留学者は私が初めてでしたので、現地の学校周辺の活きた情報がない状態でしたが、何とかなるというポジティブ精神で行きました。住居は大学内の留学生用の寮で、韓国人と2人で暮らしていました。お互いの国の料理を作りあったり、一緒にスポーツをしたりと毎日が充実していました。授業のクラスは、外国人用クラスで多国籍20人編成でした。全て中国語での説明なので、最初は挨拶以外先生が何を言っているか聞き取れませんでしたが、2か月もすると、日本語を聞くのと同じように理解できるようになりました。また、中国人に触れ合う機会を増やしていこうと思い、授業後や休日の空いた時間に居酒屋と日本語教師のアルバイトもしていました。



友人たちと食事


今思うと、全てが新しい経験でした。外国人と学ぶ授業、外国でのアルバイト、中国で会う日本人、留学生が集うパーティー、9月のデモなど、日本では経験できないことばかりでした。また、留学に行くことによって日本を外から見る視野が生まれたり、メディアの報道する中国のニュースが、程度に合っていないものだということにも気づきました。


この留学の経験を、今後どう生かしていけるか、自分に課題を与えてみたいと思います。



ハロウィン


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F.Mさん、ありがとうございました!留学の経験を活かして、立派な国際人になってくださいね。