研究室訪問 ―山下研究室編―

国際経済がご専門の山下景秋教授の研究室を、先生の2年ゼミ(専門ゼミ1)に所属しているK. Tさん、M. Tさんが訪問し、お話をうかがいました。


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Q:どうして経済を専門とされているのですか?


A:実は偶然です。大学は文学部で、経済学は興味がなく、大学院に入ってから経済学を一生懸命勉強するようになりました。そのうちにだんだん面白くなり、特に途上国の貧困問題に関心を抱くようになり、なぜ飢えるのかといったことを研究するようになりました。ですので、お金儲けには関心ありません(笑)今では、日本など先進国の貧困の問題も研究しています。苦しむ人々をほっておけないという気持ちが強く、考えることは嫌いではないので、なぜそのような状況になるのか、表明的ではないメカニズムを研究しています。



Q:先生はどういった国に関心をお持ちなのですか?


A:特にアジア諸国、例えば中国や台湾、ベトナムラオス、マレーシアといった国々に関心を持ってきました。ずっと、戦前の日本経済を含めて、経済発展のメカニズムの研究をしてきました。それらの国に調査に行ったりもしています。最近は、必ずしも特定の国の経済を研究というわけではありません。


Q:ゼミではどんなことを学生に学んでほしいですか?


A:世界経済の動き、メカニズムを理解してほしいと思います。リーマンショック後の世界経済や、途上国の貧困、貿易の問題を理解できるようになってください。2年次はまずは経済の基本的な考え方を理解し、3年次には自分で考えられるようになってもらいたいです。今のゼミ生は留学への意識も高く、3年のゼミ生うち2名が、現在、カナダのトロント大学とソウル市立大学に留学しています。本を読むだけではなく、ぜひ経済の現場を見てほしいと思います。



研究室を訪問した二人の感想:


本が多くて、威圧感がありました!すごく勉強していそうと思いました(笑)先生のゼミではたくさんの本を読むので、ついていくのが大変ですが、すべてがリンクしている感じでやりがいがあります。また研究室を訪ねて話を聞いてみたいです。


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山下先生、ありがとうございました。皆さんもオフィスアワーの時間などを利用してぜひ先生たちの研究室に遊びに行ってみてください。
授業とは違う面白い話が聞けるかも。



山下先生の書かれた著書の一部です。