佐倉セミナー報告(その1)

今月の6月6日(水)から8日(金)にかけて、毎年恒例の佐倉セミナー(社会科学総合基礎演習)に、国際社会システム専修を志望する1年生40人余りが参加しました。
 同セミナーは、和洋女子大学佐倉セミナーハウスに泊まり込んで、将来のキャリアや大学での勉強の仕方について考え学ぶ授業です。教員と交友を深め、友達を作って仲良くなることも、その隠れた(主要な?)目的です。その佐倉セミナーの模様を、2回に分けてお伝えします。

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【1日目】
 1日目のテーマは、いろいろな方の話を聞いて、将来のキャリアと今後4年間の大学での過ごし方について考えることです。
 昼食後、まず進路支援センターの方から、インターンシップへの参加やSPI試験対策など就職への準備をすることが必要である、とりわけ大学時代に何か良き思い出となることに集中することが必要である、といった将来のキャリアを意識した大学生活についてアドバイスをもらいました。続いて、同窓会のむら竹会の高梨理事長から、和洋の創立の経緯などに触れつつ、和洋に対する誇りをもってほしいという話を伺いました。さらに、卒業生で証券会社に勤めるR.Sさんからは、自分の大学時代のすごし方や就職活動、現在の仕事について具体的な話をしてもらいました。最後に、杉浦、藤丸、山下の各教員が自己紹介を行い、後にご主人となられる彼氏との恋の話や、失敗続きの中から這い上がる人生の話を聞くことができました。
 終わった後は、夕食を食べて、今日聞いた話を踏まえてレポートを作成しました。もちろん、数人ごとに分かれた部屋で夜遅くまで友達と話に花を咲かせました。



講演の様子



みんな真剣に話を聞いています


【2日目午前】
 二日目午前中には、社会科学の考え方に触れる目的で、国際理解教育のために開発された「貿易ゲーム」を行いました。ゲームでは、抽選で11のグループに分かれて、与えられた封筒の中の材料(紙)と道具(ハサミやコンパスなど)を使って特定の商品(長方形や円など)を作り、それをマーケットに売って多く稼いだグループが勝ちとなります。ある国には道具が多いが材料は少ないなど、与えられる材料と道具には差があり、それにより、先進国、資源国、途上国の間に実際に存在する国際貿易での不平等や駆け引きを学びます。去年に比べ、1回目から他と交渉を試みるグループが現れるなど積極的で、2回目にはお金代わりのシートがなくなるほど活発な競争になりました。最後に教員による講評がなされました。



貿易ゲームの様子です



貿易ゲームで使ったグッズです



ちょっと早めの夕食の様子



佐倉セミナーハウス。奥が学生の宿泊棟です


(続く)