前期開講の注目科目!――「ヨーロッパの社会と文化 I 」(権上嘉子先生)

今週から開講される前期開講科目「ヨーロッパの社会と文化 I 」を担当される権上嘉子先生から授業の案内をいただきました。関心のある学生はぜひ受講してみてください。
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ヨーロッパの中でもフランスの近代史を中心に講義します。
 歴史学は懐古趣味ではありません。歴史を学ぶのは、いま私達にふりかかっている問題の本質を見極めて解決方法を探り、さらに、私たちの将来や未来社会を考えるためなのです。
 歴史を深く勉強すると人の行動が予側できます。百年前や二百年前、あるいは数百年前のヨーロッパのできごとは、21世紀に生きる私たちと何の関係もないと思っているかも知れませんが、そうではありません。現代の日本や世界各国の政治、経済、社会の様々な領域で骨格を成す部分はいわば過去のできごとの集大成です。現代社会の土台を作っている諸制度や考え方に深く関与しているフランスの歴史を勉強して未来を洞察しましょう。