国際教員の「海外研修報告」―イタリア編―


今年の夏は、イタリアに出張し、移民問題に関する調査をしてきました。
1990年代以降、急激に増加し、現在は人口の6%近くを占めている移民とどう向き合うかは、イタリアの社会問題となっています。


写真はローマ国立図書館です。



図書館の建物は、それ自体は近代的な建物ですが、下のほうの石が組まれている部分は、古代ローマ時代の遺跡です。
ローマの場合、こうした光景は特に珍しいわけではなく、地面を掘れば即、遺跡にぶつかるといわれています。そのため、新たに建設中の地下鉄路線C線の工事もなかなか難しいようです。町のあちこちに現場が組まれているものの、その光景は1年半前に訪問したときと変わっていないような・・・。


その一方、変化もひしひしと感じました。それはマクドナルドの店舗が目立つようになったこと。



スターバックスこそありませんが、イタリアもグローバル化の波にさらされていることを実感させられる光景でした。


国際社会システム専修教員 秦泉寺友紀