裁判所見学に行きました

2月1日(水)。2年生の政治学ゼミで東京地方・高等裁判所に、裁判傍聴に行ってきました。
政治学ゼミでどうして裁判所?」と思われるかもしれませんが、とくに深い意味はありません。
ただ、裁判員制度もはじまって、いつ私たちも「裁判員」として裁判所から呼び出されるかもしれません。
裁判は私たちにとって決して、新聞の中やテレビの向こう側の話ではなくなったのです。
一度、裁判傍聴に行ってみるのは、とてもいい経験になると思います。
実際に裁判所では、目の前に被告人が立たされ、証人が犯罪の状況を克明に説明し、傍聴席の最前列に被告人あるいは被害者の家族がいる、という場面に出くわします。
目の前でリアルに裁判が進行し、言いようのない緊張感に包まれます。
また、検察官はどうやって犯罪を立証しようとしているか、弁護人はどういうふうに被告人の刑を軽くしようとしているか、そして裁判官は彼らから何を聞き出して判断しようとしているか。そこには、法律が執行される現実があります。
今回も、東京地裁で一番大きい104号法廷(数々の「有名な」裁判が行われたところでもあります)で、傷害致死裁判員裁判が行われていました。
涙ながらに訴える遺族の証言は、一部の学生さんには聞くのもつらいものだったようです。
こうした、法の執行の現実を目の当たりにすると、犯罪というものがいかにしてはならないことなのかがよくわかります。
いつか裁判員に指名されるときに備えて、みなさんも一度、裁判傍聴に行かれてみてはいかがでしょうか?