ボスニア、クロアチア、トルコ調査〜その2 ドブロブニク編
前回は、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボの街を紹介しました。
続いて、山を越えて、クロアチア共和国のアドリア海に面したドブロブニクという町へと向かいました。
アドリア海に到着します(↓)
クロアチア共和国もまた1990年代前半に民族紛争を経て旧ユーゴスラビアから独立を果たした国です。人口は400万人ほどで、今年7月にEUに加盟しました。観光などによって経済は成長し、ボスニアよりもずっと経済水準は高くなっています。観光の目玉の一つが、今回訪問したドブロブニクの町です。
ドブロブニクは「アドリア海の真珠」ともいわれる美しい古い中世の町並みを残しており世界遺産に指定されています。
ドブロブニクの旧市街地の門です。
ドブロブニクの街は、周りをアドリア海に囲まれていて、かつて15-16世紀くらいに貿易によって繁栄ました。町は海と城壁に囲まれ、現在は(人気漫画・アニメの「進○の巨人」にでてくるような)城壁の上を1時間ほどで一周することができます。
現在では世界中より観光客が訪問する街ですが、1991年から92年の紛争の際にはやはりユーゴスラビア軍に包囲され攻撃を受け、街は大きな被害を受けました。現在ではほぼ修復を終えていますが、今でも、その包囲戦の際に犠牲になった市民や兵士の霊を慰め、栄誉を称える展示が行われています(↓)。
現在では、下の写真のように夜もライトアップされて、観光客を惹き付けています。